一般的には「三茄子」で完結すると認識されていますが、江戸時代の国語辞書や狂歌集には明確な一富士二鷹三茄子の続きが記録されています。それが「四扇、五煙草、六座頭」です。難読とされる四扇五煙草六座頭の読み方は、「しせん(よんせん)・ごたばこ・ろくざとう」と読みます。
この四から六のアイテムは、決して思いつきで付け足されたものではなく、一から三の縁起物と厳密に1対1のペアを組む「対(つい)の構造」を持っています。それぞれの象徴と背景を整理した、以下の初夢の縁起物一覧をご覧ください。
さらに異説として、上方(関西)を中心とする地域では「四葬礼(そうれい・葬式のこと)五雪隠(せっちん・便所のこと)」と続く伝承も存在します。「正月から葬式や便所とは不吉極まりない」と感じるかもしれませんが、これは古来の「逆夢(さかゆめ)」の思想によるものです。死は「再生や生まれ変わり」、排泄物は「運(ウン)がつく・財運を呼び込む」という解釈に基づき、大吉夢として扱われました。