一富士二鷹三茄子の続きとは?なぜ茄子か・四五六の真相を徹底解剖

一富士二鷹三茄子の続きとは?なぜ茄子か・四五六の真相を徹底解剖

一富士二鷹三茄子の続きとは?なぜ茄子か・四五六の真相を徹底解剖について分かりやすく解説いたします。最新の情報をお届けします。

一般的には「三茄子」で完結すると認識されていますが、江戸時代の国語辞書や狂歌集には明確な一富士二鷹三茄子の続きが記録されています。それが「四扇、五煙草、六座頭」です。難読とされる四扇五煙草六座頭の読み方は、「しせん(よんせん)・ごたばこ・ろくざとう」と読みます。

この四から六のアイテムは、決して思いつきで付け足されたものではなく、一から三の縁起物と厳密に1対1のペアを組む「対(つい)の構造」を持っています。それぞれの象徴と背景を整理した、以下の初夢の縁起物一覧をご覧ください。

順位・縁起物読み方と象徴・数値データ対になる組み合わせ編集部の見解・評価一:富士 / 四:扇ふじ / しせん
末広がり、家運隆盛、標高3776mの日本最高峰【形の一致】
裾広がりの形状による繁栄富士山の形状と開いた扇の「末広がり」が完全連動。祝宴や舞踏に欠かせない扇は芸道上達の証でもある。二:鷹 / 五:煙草たか / ごたばこ
上昇気流、気力高揚、煙が天へと昇る様【動きの一致】
空高く舞い上がる上昇運鷹が気流に乗って急上昇する姿と、紫煙が天に向かって立ち昇る姿を重ね合わせ、運気急上昇を意味する。三:茄子 / 六:座頭なすび / ろくざとう
折戸茄子相場:1個で約1両
毛がない=「怪我ない(無病息災)」【特徴の一致】
つるりとした頭部・平穏無事座頭(琵琶や鍼灸を生業とした剃髪の盲人)の丸刈り頭と茄子の形状を掛け、「毛が無い=怪我なし」と解釈。

さらに異説として、上方(関西)を中心とする地域では「四葬礼(そうれい・葬式のこと)五雪隠(せっちん・便所のこと)」と続く伝承も存在します。「正月から葬式や便所とは不吉極まりない」と感じるかもしれませんが、これは古来の「逆夢(さかゆめ)」の思想によるものです。死は「再生や生まれ変わり」、排泄物は「運(ウン)がつく・財運を呼び込む」という解釈に基づき、大吉夢として扱われました。

池田 達也
著者

池田 達也

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。