多種多様な品揃えを誇る四日市あさひ食堂のメニュー群の中でも、訪れる人の多くが注文するのが名物の「オムライス」です。現代の主流である半熟とろとろ系とは一線を画し、薄焼きの卵でチキンライスをしっかりと包み込み、仕上げに真っ赤なケチャップをひと筋落とした昔ながらのフォルムを誇ります。
スプーンを差し入れると、炒められた玉ねぎの甘みとケチャップの程よい酸味、香ばしいラードの風味が口いっぱいに広がります。「奇をてらわない実直な美味しさ」が凝縮されたこのオムライスは、一度口にすると記憶に深く刻まれ、定期的に無性に食べたくなる中毒性を持っています。
さらに見逃せないのが、あさひ食堂が誇る「昼飲みの聖地」としての一面です。朝や昼の早い時間帯からアルコールが提供されており、キリンやサッポロの瓶ビール(赤星)を傾けながら、ショーケースから取り出した「マグロの刺身」や「サバの味噌煮」、揚げたての串カツをつまむスタイルが定着しています。定食としてがっつり炭水化物を摂ることもできれば、小鉢2品と瓶ビール1本で千円台前半の軽呑みを楽しむこともできる設計が、幅広い層を惹きつけて離しません。