ブランド名が象徴するように、空間や仕掛けの端々に配された「青」のアクセントが絶妙だ。鮮やかすぎる原色ではなく、落ち着いたコバルトブルーやくすみのあるインディゴが要所に用いられている。
色彩心理学において、青は自律神経を落ち着かせ、集中力やリラクゼーションを高める効果があるとされる。常時接続のストレスに晒されている若者世代にとって、この視覚的な静けさは一種のセラピーとして機能している。映えるためだけの派手な装飾を排し、あえて引き算の美学を貫くことで、SNS上でも独特の存在感を解き放っているのは興味深い現象だ。