千尋を過酷にこき使う油屋の主「湯婆婆」と、沼の底に静かに暮らすその双子の姉「銭婆(ぜにーば)」。一卵性双生児であるふたりは外見が完全に瓜二つですが、劇中での役割や性格は対照的に描かれています。
ふたりの決定的な違いを以下の表にまとめました。
見分け方の最大のポイントは、「指輪の有無」と「胸元のブローチ」です。湯婆婆は両手の指すべてに大粒の宝石リングを嵌めていますが、銭婆の手元には一切の装身具がありません。また、千尋が銭婆を訪れた際、銭婆は魔法に頼らず糸を紡ぎ、「魔法で作ったものは何にもならないからね」と語ります。ふたりは資本主義的な欲望と、地に足のついた人間らしい暮らしの対比として描かれているのです。