ネット上で爆発的な人気を誇る料理研究家のリュウジ氏も、自らのSNSや動画コンテンツで電子レンジをフル活用したズボラ飯を多数発信している。彼が提言するのは、「道具の制約を取り払う発想の転換」だ。フライパンを温める時間すら惜しい朝において、電子レンジは単なる温め直し機ではなく、立派なメイン加熱調理器となる。
リュウジ流の時短レシピでは、ハムの縁を少し立ち上げてカップ状にし、そこに卵を落とすテクニックが有名だ。ハム自体の脂分が適度なクッションとなり、卵の固まり具合を均一にする。また、仕上げに粉チーズや黒コショウ、あるいは少しの醤油を落とすだけで、安価な食材が一瞬にしてバル風の逸品に化ける。こうした小ワザの積み重ねが、忙しい世代の心を掴んで放さない。