コーナーの顔である円広志と月亭八光の2人は、それぞれ異なるアプローチでロケに挑んでおり、そのスタイルこそが番組のリアリティを担保しています。
かつて特番やインタビューで円広志が語ったエピソードによると、ロケは「完全に行き当たりばったりで、台本など1行もない」状態で行われることが基本です。円広志のロケスタイルは、持ち前の直感と歯に衣着せぬツッコミで相手の懐に飛び込むスタイルであり、スタッフが用意した候補地をあえて無視して気になる路地裏へ入っていくこともしばしば発生します。この予測不能なアドリブ性こそが、予定調和を嫌う関西の視聴者に愛され続ける理由です。
一方、月亭八光のロケは抜群のコミュニケーション能力と愛嬌を生かし、一般人の警戒心を一瞬で解く手法を得意としています。街行く人や店主のプライベートな悩み、家族関係の奥底にあるエピソードまで引き出せるのは、台本による誘導ではなく、卓越したインタビュー技術の賜物です。