白目が真っ赤になる結膜下出血、放置すると危険なサインとは?

白目が真っ赤になる結膜下出血、放置すると危険なサインとは?

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結膜下出血とは、眼球の強膜(しろめ)の表面を覆っている透明な粘膜「球結膜」の内側にある無数の細い血管が破れ、結膜と強膜の隙間に血液が貯留した状態を指します。眼球の内部(硝子体や網膜)で出血しているわけではないため、視力そのものが直接損なわれることは基本的にありません。

発症の引き金は多岐にわたりますが、臨床現場で最も多く見られるのは「急激な眼圧や静脈圧の上昇」および「物理的摩擦」です。咳やくしゃみ、重い荷物を持ち上げた際のいきみ、激しい嘔吐などは、頭部の静脈圧を一瞬で跳ね上げ、脆弱な結膜血管を破綻させます。また、就寝中に無意識に目を強くこすったり、水中メガネの強い圧迫を受けたりすることも直接の物理的原因となります。

さらに見過ごせないのが、精神的ストレスや過労、睡眠不足による自律神経の乱れです。自律神経のバランスが崩れると末梢血管の収縮と拡張のリズムが狂い、血圧の急激な変動を招くため、血管が耐え切れずに破れるリスクが高まります。アルコールの過剰摂取も血管を一時的に拡張させ、出血を誘発する一因です。

井上 凛
著者

井上 凛

心身ともに健康で持続可能なライフスタイルをテーマに、最新のウェルネストレンドを発信中。