毎月22日の現場では、どのような消費行動が起きているのでしょうか。SNS上のリアルタイムな投稿や店頭の様子を取材・検証すると、記念日が生活者へ深く浸透している実態が浮き彫りになります。
X(旧Twitter)やInstagramなどのSNSを分析すると、毎月21日の21時を過ぎたあたりから「フライングでいちごロール買えた」「22日は自分へのご褒美ショートケーキを食べる日」といった投稿が急増します。日付が変わる前の深夜帯からコンビニ各社を巡礼する熱心なスイーツファンの姿も珍しくありません。
都内コンビニエンスストアの夜勤スタッフに現場の状況を聞くと、実態が鮮明になります。
「21日の夜10時前後に届くチルド便で、いちご乗せのプレミアムロールケーキが納品されます。スイーツ好きのお客様はそのタイミングを熟知されており、陳列したそばから手に取られていきます。22日の通勤ラッシュ時には完売してしまう店舗も多いため、確実に手に入れたい方は前日の夜遅くか、当日の午前中のチルド便納品直後を狙うのが現実的です」(都内大手コンビニ加盟店スタッフ)
一方で、ショートケーキの日 ネットの反応を精査すると、「仕事帰りに買いに行ったら跡形もなかった」「22日だということを帰宅中の電車で思い出し、最寄り駅の店舗を覗いたが全滅だった」という悔恨の声も散見されます。限定スイーツとしての希少価値が、現場の需要を過熱させている一因と言えます。