Q1:首のしこりを触るとコリコリ動くのですが、これは甲状腺がんの可能性が高いですか?
A1:指で押したときに皮膚の下でクリクリと逃げるように良く動くしこりは、良性の腺腫や嚢胞(液体が溜まった袋)、あるいは正常なリンパ節である可能性が高いです。悪性の甲状腺がんは周囲の組織に固着するため、硬く石のようで動きにくい特徴があります。ただし、良性であっても大型化すると気管を圧迫するため、エコー検査による客観的な確認は必須です。
Q2:首の腫れが日によって大きくなったり小さくなったりすることはありますか?
A2:甲状腺の組織そのものが日単位で急激に大きくなったり縮んだりすることは原則としてありません。日によってサイズが変わるように感じる場合、首のむくみや筋肉の緊張度合いによる錯覚か、嚢胞内部での出血(嚢胞内出血)とその後の血液吸収が起きている可能性が考えられます。
Q3:甲状腺のエコー検査や血液検査にはどれくらいの費用がかかりますか?
A3:健康保険が適用される3割負担の場合、初診料に加えて甲状腺ホルモン検査(血液検査)と甲状腺超音波検査を合わせて、費用はおおよそ4,000円〜7,000円程度が一般的な相場です。細胞を採取する穿刺吸引細胞診まで同日に行う場合は、追加で数千円程度加算されます。
Q4:甲状腺が腫れていると太りやすくなったり痩せたりするというのは本当ですか?
A4:事実です。甲状腺ホルモンは全身のエネルギー代謝をコントロールしているため、分泌が過剰になるバセドウ病では食欲が増しても激しく体重が減少し、分泌が不足する橋本病(機能低下症)では代謝低下と水分貯留(むくみ)によって体重が増加しやすくなります。食事量が変わらないのに急激な体重変動がある場合は、甲状腺機能を疑う重要なサインです。