有馬を訪れる旅行者が必ず直面する疑問が、「金の湯と銀の湯のどちらに入るべきか、何が違うのか」という点でしょう。結論から言えば、この2つの公衆浴場は泉質も効能も全くの別物であり、両方を体験して初めて有馬の地下に眠る地質学的奇跡を理解できます。
重厚な金泉に対して、「銀の湯」に注がれるのは無色透明の澄んだ湯。炭酸泉とラジウム泉(放射能泉)がブレンドされたさらりとした湯ざわりが魅力です。炭酸ガスが末梢血管を拡張して血流を促し、高血圧や動脈硬化の予防に寄与するほか、肌の新陳代謝を活性化させてツルツルの質感へ導く美肌効果に定評があります。
ガツンと芯まで温まりたい、重い疲労や筋肉の痛みを和らげたいなら金の湯。優しく肌を潤し、リフレッシュやリラクゼーションを求めるなら銀の湯が適しています。刺激の強い金の湯で体を温め、仕上げに銀の湯で肌を整えるというステップを踏むと、極上の温冷・泉質交代浴が完成します。