「イラストが描けないから可愛い手帳なんて無理」と思い込んでいる方にこそ知ってほしい事実があります。手帳の見た目の美しさを左右しているのは、絵の上手さではなく「ページ全体の統一感」と「余白のコントロール」です。印鑑・スタンプ大手のシヤチハタが公式メディアで解説している手帳術でも、わかりやすくてかわいいページ作りの第一条件として「あえて余白を作ること」と「統一感のある紙面設計」が挙げられています。
紙面がごちゃついて見えてしまう最大の原因は、無計画に多色のカラーペンを使い、空いたスペースを無理に埋めようとすることにあります。人の視覚認知において、情報量が多すぎると脳はそれを「乱雑」と判断します。反対に、適度な余白が確保され、規則正しい配置がなされているだけで、人間の目は無意識に「整っていて洗練されている」と捉えるのです。
『手帳大賞』でおなじみの高橋書店でも、「字が汚い、絵が描けないならシールやふせんを頼るのが最短ルート」と提唱されています。ふせんなら仮に書き損じても簡単に貼り直せるため、心理的なハードルが劇的に下がります。まずは「白いスペースを恐れず、規則的に配置する」という発想の転換こそが、可愛い手帳の書き方初心者にとって最初のブレイクスルーとなります。