ネット上の口コミやSNSでは「仙台西道路はトンネルばかりだから雪や凍結の心配はいらない」といった書き込みが散見されますが、これは重大な誤解です。むしろ冬季(12月〜3月上旬)の西道路には、特有の危険が潜んでいます。
最大の落とし穴は、青葉山トンネルと川内トンネルの合間にある橋梁部(広瀬川を跨ぐ高架区間)です。トンネル内は地熱の影響で路面温度が比較的一定に保たれますが、外気に直接晒される高架橋部分は、冷たい川風によって急速に冷却されます。この「暖かいトンネル」から「極寒の橋梁」へ出た瞬間、濡れていた路面が一瞬で氷結し、見た目では濡れているだけに見えるブラックアイスバーンが出現します。
時速60km/hで走行中にこの凍結区間に突入してスリップ事故を起こし、後続車を巻き込んでトンネル内を塞いでしまうケースが冬場に多発しています。スタッドレスタイヤの装着はもちろんのこと、トンネルの出入口付近では急なハンドル操作や急ブレーキを絶対に避ける必要があります。
こうした不測の事態を避けるための必須ツールが、国土交通省東北地方整備局仙台河川国道事務所が提供しているリアルタイムの道路ライブカメラです。
仙台河川国道事務所の公式ウェブサイトや交通情報配信ポータルでは、仙台西道路の折立地区、青葉山トンネル坑口、川内交差点などの静止画・動画が数分間隔で更新されています。出発前やインター進入前にスマホ等でライブカメラ画像を確認し、「車列が滞留していないか」「路面に雪や凍結の兆候がないか」をチェックすることが、最大の防衛策となります。