カタール大会を象徴するワンシーンとして世界中のメディアで報じられたのが、スペイン戦の決勝点となった「三笘の1ミリ」です。後半6分、堂安律のグラウンダーのクロスがゴールラインを割るかと思われた瞬間、三笘薫が左足一本で懸命に折り返し、田中碧が体ごと押し込みました。
肉眼ではボールが完全にライン外へ出たように見えたものの、ボール内に内蔵された高精度センサーと、スタジアム上空の専用カメラを用いたVAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)の厳密な計測により、ボールの最外周がラインのわずか1.88ミリ上空に残っていたことが確認されてゴールが認められました。この判定はFIFAのハイテク技術の象徴として世界中で議論を呼び、三笘の諦めない執念は世界中のフットボールファンから惜しみない称賛を浴びました。
また、ドイツ戦で見せた堂安律のこぼれ球への鋭い詰めや、浅野拓磨がマヌエル・ノイアーのニア上を撃ち抜いた異次元のトラップ&シュートは、「ドーハの悲劇」を「ドーハの歓喜」へと塗り替える歴史的名場面として、海外主要メディアでもトップニュースで報じられました。