東京でのタレント活動やアパレル事業で成果を上げていた彼女が、次に向かったのは思いもよらない場所だった。栃木県大田原市にある観光牧場「NASU FARM VILLAGE」の運営を引き継ぎ、自ら経営の第一線に立つという挑戦である。
都市部の喧噪や終わりのないバッシングから距離を置き、殺処分寸前だった保護馬たちを守りながら地域社会に貢献する。一見すると突飛に見えた牧場経営への進出だが、そこには「大切なものを自らの手で守り育てる」という、母として、経営者としての揺るぎない覚悟があった。スポットライトを浴びる生活を離れ、泥にまみれて馬の世話をする姿は、かつてのアンチ層をも巻き込んで世間の見方を根本から変えていった。