全国に1,200カ所以上存在する道の駅の中で、なぜ「道の駅かさま」はこれほどまでに熱烈な支持を集め続けているのか。最大の要因は、地域資源である「笠間の栗」を単なる特産品販売にとどめず、エンターテインメント性を備えた食体験へと昇華させた巧みな地域ブランディングにある。
笠間市は火山灰土壌と昼夜の寒暖差に恵まれ、大粒で甘みと風味の強い良質な栗を古くから産出してきた。施設内ではその栗のポテンシャルを極限まで引き出したスイーツや料理をその場で提供しており、来訪者に「ここでしか味わえない圧倒的な鮮度と風味」を直感させている。SNSにおける視覚的なインパクトの拡散力も相まって、「笠間へ行くならまず立ち寄るべきデスティネーション」としての地位を確立した。
さらに、北関東自動車道の友部ICから車で約5分という抜群の交通利便性も拍車をかける。東京方面からは常磐自動車道経由で約90分、栃木・群馬方面からも北関東道経由でアクセスが容易なため、日帰りドライブの主目的地として最適な立地条件を満たしている。