調味料の化学的な観点から見て、みりんの代用として最も完成度が高い組み合わせは「料理酒3:砂糖1」の黄金比率です。みりん大さじ1(15ml)を代用したい場合、料理酒大さじ1(15ml)に対して砂糖小さじ1(約3g〜4g)を混ぜ合わせることで、同等の甘みとアルコール効果を得られます。
みりんの主成分は、約14%のアルコール分と約40〜50%の糖分(ブドウ糖やオリゴ糖など多様な糖類)です。料理酒に含まれるアルコールが素材の生臭さを消して味の染み込みを促進し、砂糖のショ糖が甘みと保水性を補うため、味わいのバランスが極めて本物のみりんに近くなります。
なお、料理酒にはあらかじめ塩分(約2〜3%前後)が含まれている製品が多いため、食塩無添加の「純米酒・清酒」を使用する場合は、よりピュアなみりんの風味に近づきます。加塩タイプの料理酒を使う際は、料理全体の醤油や塩をほんの少し控えめに調整するのがプロの現場でも推奨される微調整テクニックです。