飛行機を利用する予定がなくても、週末にわざわざ足を運ぶ価値があるのが空港の展望フロアです。羽田空港展望デッキと成田空港展望デッキは、それぞれ異なる視覚的・空間的魅力を備えています。
羽田空港展望デッキの特筆すべき強みは、東京湾の海景と都心のビル群が滑走路の向こうに重なるダイナミックな景観です。特に第2ターミナルの屋外デッキは、床面にウッドデッキとLED誘導ライトが埋め込まれており、夜間にはロマンチックな雰囲気が漂います。C滑走路から次々と離陸していく機体のブラスト(排気熱)による空気の揺らぎや、東京湾を行き交う船舶の灯火までが一望できる設計です。さらに第3ターミナルのデッキは24時間開放されており、国際線の夜間便が滑走する煌びやかなライトショーを深夜でも鑑賞できます。
対照的に、成田空港展望デッキは「純粋な航空機観測の迫力」において他の追随を許しません。世界中から乗り入れるエアバスA380やボーイング777といった超大型機が、全長4,000mのA滑走路へタイヤを接地させる轟音とタイヤスモークをダイレクトに体感できます。フェンスにはカメラの大型望遠レンズを通せる円形の撮影用開口部が等間隔に配置されており、航空ファンや写真愛好家にとって理想的な撮影環境が整えられています。