秋保温泉の歴史は古く、古墳時代の欽明天皇の皮膚病を癒やしたことから「名取の御湯」と称され、別所温泉や野沢温泉と並ぶ日本三御湯の一つに数えられてきました。その中でホテル佐勘は、平安末期から続く千年の歴史を誇り、江戸時代には仙台藩主・伊達政宗公の湯守(ゆもり)を命じられた由緒ある宿です。
館内中央に位置する「主屋」には、伊達家から拝領した家宝や武具が展示され、まるで歴史資料館のような重厚な空気が漂います。夕刻になるとロビーで焚かれる「篝火(かがりび)」や、政宗公が愛したとされる源泉を引いた「名取の御湯」、名取川のせせらぎを間近に感じる「河原の湯」など、佐勘でしか味わえない湯めぐり体験が宿泊者を魅了し続けています。