パラコードであれば何でも良いというわけではない。作品のクオリティを左右するのは、コードそのものの質感と張りだ。安価で柔らかすぎる粗悪品を使うと、花びらがしなびたように倒れてしまい、立体感を維持できない。
本格的なクラフターから絶大な信頼を寄せられているのが、アメリカの専門メーカーであるアトウッド・ロープ・エムエフジー(Atwood Rope MFG)だ。同社が製造する純正の550パラコードは、内部に7本の芯糸が詰まった高密度構造を持ち、適度なハリと発色の美しさを兼ね備えている。結び目を強く締めても潰れず、花びらの美しい曲線を保持できるため、作品の完成度が段違いに高まるのだ。