この熱狂は、演者側の意識も大きく変えた。かつてのように「ライブハウスで実績を作り、大手レーベルからメジャーデビューする」ことだけが成功のルートではない。
自前のSNS発信とダイレクトなファンコミュニティを背景に、あえて大手と契約せず、キャパシティ200〜500人のライブハウスを中心に年間100本以上のツアーを回る完全独立型のバンドが増加している。中間マージンを排した持続可能な活動モデルが確立されたことで、尖った音楽性を保ったまま熱狂的なファンと直接つながり続けるアーティストが次々と芽を吹いている。