SNSや口コミサイトでは「赤福は駅の売店と同じ味なのか?」「観光地の松阪牛串は値段に見合うのか?」といった疑問や辛口なレビューが散見されます。現地の取材データと実食比較から、その真相を検証します。
まず赤福本店に関して、結論から言えば「現地で食べる価値は極めて高い」と断言できます。駅や百貨店で販売されている箱入り赤福も同様に美味ですが、本店で提供される赤福餅は、職人の手によって出来立てが運ばれてくるため、餅の伸びや餡の香りの立ち方が違います。何より、五十鈴川の風情を感じる歴史的木造建築の縁側で、番茶とともに味わう体験価値は持ち帰り商品では決して再現できません。
一方、おはらい町やおかげ横丁に複数存在する「牛串・松阪牛串」については、選ぶ店舗によって満足度に差が出るのが実情です。500円〜800円台の手頃な串は交雑牛や赤身肉が中心で、しっかりとした歯ごたえを楽しむタイプ。一方で1,500円〜2,000円を超える正真正銘の「A5ランク松阪牛串」は、とろけるような霜降りの脂の甘みをダイレクトに実感できます。「手軽なおやつ感覚」か「高級肉のテイスティング」か、自分の目的と価格帯を照らし合わせて選ぶことが、後悔しないための秘訣です。