カウントダウンの対象は、生徒同士にとどまらない。卒業式当日の最後の1枚、あるいは最終週のページに、担任の先生や保護者への「隠された感謝メッセージ」を仕込む演出が定番化している。
ある中学校では、最後の3日間のカレンダーをわざと空欄にしておき、卒業生全員の手形と寄せ書きで完成させるサプライズを実施した。毎日カウントダウンが進むにつれて増していく切なさは、こうした感動的なラストサプライズへの伏線ともなる。「カウントダウンカレンダーは、子どもたちが親や教師からの自立を宣言し、感謝を形にする卒業論文のような存在かもしれません」と、教育アナリストは分析する。