1992年秋、音楽シーンの最前線で過熱していた楽曲制作の舞台裏には、異例の緊張感が漂っていた。冬の風物詩となる楽曲を目指す中で浮上した企画は、従来のアッパーなパーティーソングとは一線を画す「切ない大人の恋愛模様」を描き出すこと。制作チームは連日連夜にわたりディスカッションを重ね、シンガーとしての高い表現力に定評のあった稲垣潤一に白羽の矢を立てた。
そして2026年、ファンが長年待ち望んでいた2026年最新リマスター音源がついに解禁された。オリジナルマスターテープに刻まれた繊細なボーカルのアタック感や、アナログ独特の暖かみのある低域が、最新のデジタル修復技術によって極限まで鮮明に蘇っている。息づかいの一つひとつまで克明に感じられる出来栄えは、旧来のリスナーのみならずオーディオファンをも唸らせる仕上がりだ。