事態の急展開に拍車をかけたのが、当時高岡の夫であった俳優・保阪尚希による緊急記者会見だった。保阪は取り乱すことなくカメラの前に立ち、極めて冷静沈着な語り口で「彼女には自由をあげている」「僕の責任でもある」といった異例のコメントを残し、世間を二重の驚きに包み込んだ。夫としてのプライドを保ちながらも、結婚生活の事実上の終焉を匂わせるその振る舞いは、日本中のお茶の間に強烈なインパクトを与えた。
一方、布袋の妻である今井美樹の動向にも凄まじい注目が集まった。J-POPの頂点を極めた歌姫であり、布袋とは音楽的にも深く結びついたパートナーである彼女は、沈黙を守りつつも家庭という砦を死守する姿勢を見せた。布袋自身も後に自著やメディアで「軽率な行動だった」「火遊び」と表現し、自らの過ちを認めて謝罪。家庭崩壊の危機をギリギリで回避した布袋側と、これを機に離婚へと舵を切った高岡側。二つの家庭の明暗は、あまりにも対照的な結末を迎えることとなった。