取材中、最も印象的だったのは、一緒に参加していた30代の海外客カップルや日本のビジネスマングループが見せた真剣な表情だ。「ただの観光用アトラクションだろう」という事前の予想は、最初のカラクリを解き明かした時点で吹き飛ぶ。
壁の木目を注視し、床板の微妙な違和感を探り、部屋全体に仕掛けられた暗号を解き明かしていくプロセスは、上質なリアル脱出ゲームのような知的興奮をもたらす。仕掛けが見事に動いた瞬間の快感は、日常のストレスを吹き飛ばすのに十分なインパクトを持っている。家族連れはもちろんのこと、大人の友人同士やカップルで訪れても完全に没入できる理由がここにある。