サバの味噌煮に対して「太りやすい」というイメージが先行する最大の理由は、調味液に含まれる糖分にあります。一般的なサバ缶(1缶約190gあたり)の数値を水煮と比較すると、その差が明確に見えてきます。
サバ缶水煮の場合、エネルギーは約350〜400kcal、糖質は0.2〜0.5g前後とほぼゼロに近いのに対し、サバ缶味噌煮はエネルギーが約400〜450kcal、糖質は10〜15g程度含まれます。この10g前後の糖質差を見て、厳しい糖質制限を行っている層が敬遠するケースが散見されます。
しかし、おにぎり1個(約150g)の糖質が約55gであることを考慮すれば、サバ缶味噌煮の糖質量は決して極端に高い数値ではありません。太ってしまう真の理由は、濃厚な味噌味によって白米が進みすぎてしまう「主食の過剰摂取」や、砂糖が溶け込んだ「タレの全飲み」にあります。素材そのものが脂肪をつけるのではなく、食べ方の組み合わせに落とし穴が存在します。