インナーカラーが持つ最大の強みは、外側のベースカラーと内側のトーンの掛け合わせによって、いくらでも表情を変えられる柔軟性にある。しかし、年代ごとに求められる「似合わせ」の解は異なるため、それぞれのライフステージに沿った色設計が欠かせない。
20代のトレンドは、コントラストを効かせた色使いだ。鮮烈なチェリーピンクやシアーな青みピンクを効かせ、Y2Kファッションやカジュアルなスタイリングに合わせてカラーを主張するデザインが好まれている。
対照的に30代から40代の大人世代には、主張を抑えたシックな色設計が重宝されている。自毛に近いダークブラウンやアッシュ系のベースに、柔らかなピンクベージュや落ち着いたモーヴピンクを潜ませるアプローチだ。耳元や首元から覗く微かな色彩が、年齢とともに気になり始める顔まわりのくすみを払い、透明感のある若々しい印象を演出してくれる。