検索エンジンで己書を調べると、「宗教」「怪しい」といった関連キーワードが表示され、不安を抱く人も少なくありません。しかし結論から言えば、己書は特定の宗教団体やマルチ商法などとは一切無関係な民間のカルチャー教室・アート道場です。
それにもかかわらず、なぜこのような噂が立つのでしょうか。主な要因は以下の3点に集約されます。
第一に、独特のネーミング文化です。己書では一般的な「講座」を「幸座(こうざ)」と表記します。幸せを運ぶ座という意味を込めた造語ですが、見慣れない人にとってはスピリチュアルな印象や新興宗教のような空気を感じさせてしまう一因になっています。
第二に、描かれる言葉の傾向です。作品見本には「感謝」「ありがとう」「ご縁」「おかげさま」といった感謝の言葉や、禅語・前向きなメッセージが多く用いられます。この温かみのある作風が、外から見ると「自己啓発セミナーのようだ」と誤解されるケースがあります。
第三に、受講生コミュニティの一体感です。互いの作品を一切否定せず褒め合う文化があるため、SNS上で熱心に交流する様子が、部外者から見て「閉鎖的で少し異様」に見えてしまうことがあります。実際の中身は、単に筆文字アートを心から楽しむ穏やかな趣味サークルに過ぎません。