アニメ版『ボボボーボ・ボーボボ』が全76話で幕を閉じた背景には、単なる視聴率の推移だけでは語れない、テレビ放送史上に残る複合的な要因が絡み合っていました。当時、過激なナンセンス描写や破壊的なギャグに対して、日本PTA全国協議会などの保護者団体から「子どもに見せたくない番組」として名指しされる事態が頻発していたことは広く知られています。
しかし、決定打となったのは放送枠の移動に伴うスポンサーの撤退劇でした。当初の土曜ゴールデンタイムから水曜深夜・夕方枠へと移動する過程で、主要スポンサーが相次いで降板。最終的には「番組提供クレジットにスポンサー企業が1社も表示されない」という、全国ネットのアニメ番組としては極めて異例の単独制作体制に追い込まれました。制作・放送局関係者の証言によると、東映アニメーションの現場スタッフやキャスト陣の熱量によって奇跡的に放送が継続されていたものの、商業的な採算限界を迎えたことが実質的な放送終了の引き金となりました。