テクノロジーの進化は便利さをもたらしたが、同時に監視の目も厳しくした。現代のブラウザや検索エンジンは、ユーザーが入力したキーワードだけでなく、滞在時間やクリックの傾向まで詳細にプロファイリングしている。これが広告の最適化に使われるだけならまだしも、アカウントの乗っ取りやデバイスの紛失時に悪用されれば、致命的なプライバシー侵害につながる。
特に最近では、行動履歴をもとにパーソナライズされた情報ばかりが表示される「フィルターバブル」から脱却するために、あえて過去のデータをリセットする動きも活発だ。自分のデータを自分でコントロールする権利、いわゆる「忘れられる権利」を行使するための第一歩が、日々の履歴管理なのだ。