新生児の目が開かないのはなぜ?片目だけ・目やにの原因と受診目安

新生児の目が開かないのはなぜ?片目だけ・目やにの原因と受診目安

新生児の目が開かないのはなぜ?片目だけ・目やにの原因と受診目安に関する疑問を詳しくまとめました。専門的な情報をチェックしましょう。

赤ちゃんの顔を見つめるあまり、善意や心配から誤った処置を施し、かえって赤ちゃんの目を危険に晒してしまう家庭が少なくありません。医療現場から警鐘が鳴らされている代表的な誤解とNG行動を整理します。

もっとも危険な行為は、「開いているか確認するために指やまぶたを無理にこじ開けること」です。新生児の皮膚は成人の約半分の薄さしかなく、角膜(黒目の表面)も極めてデリケートです。指先の爪や過度な圧力によって角膜に微細な傷(角膜びらん)がつけば、そこから細菌感染を起こして恒久的な視力障害を招来するリスクがあります。どれほど気になっても、外的な力でまぶたを広げる行為は絶対に避けてください。

また、「家族が使っている市販の目薬や抗菌点眼薬を流用すること」も厳禁です。成人用の点眼薬には防腐剤や血管収縮剤、新生児の未熟な肝臓・腎臓では代謝しきれない濃度の薬剤が含まれている場合があり、全身性の副作用を引き起こす恐れがあります。点眼薬は、必ず医師の確定診断に基づき処方されたものだけを使用しなければなりません。

家庭で実践すべき新生児 目やに ケア方法の基本原則は、摩擦を避け、無菌状態を保つことに尽きます。市販の滅菌ガーゼ、あるいはドラッグストアで入手できる「滅菌精製水清拭綿(アルミ包装された単包タイプ)」を準備します。処置を行う前には必ず石鹸で手を洗い、以下の手順で行います。

  1. 清拭綿を1枚手に取り、軽く水分を調整します(乾いたティッシュは繊維が目に入るため使用不可)。
  2. 「目頭から目尻に向かって」一度だけ優しく拭き取ります。往復させてはいけません。
  3. もう片方の目を拭く際は、細菌の交差感染を防ぐため、必ず新しい清拭綿に変えて同様に拭き取ります。
  4. 固まってこびりついた目やには、無理に剥がさず、湿らせた清拭綿を目元に数秒間そっと当て、ふやかしてから撫でるように拭い去ります。
林 結菜
著者

林 結菜

エンタメ・カルチャー業界の深掘り取材を得意とし、現場のリアルな声をお伝えします。