街の景色を一変させたのが、2020年春から導入が始まった新デザイン西武バス新塗装S-toryです。練馬区や所沢市など西武沿線の自然(水・空・緑)をイメージしたブルーとグリーンのグラデーションラインは、従来の質実剛健なイメージから都市型モダンデザインへと鮮烈な脱皮を遂げました。当初は違和感を覚えた沿線ファンも、新車の投入ペースとともに今や日常の風景として完全に受け入れています。
その一方で、激しい淘汰に直面しているのが西武バス笹カラー現役車両です。昭和20年代から約70年にわたり西武バスの代名詞だった「笹の葉」を模したレトロなストライプ塗装は、新製配置の終了と車齢満了に伴い、営業用路線バスからは姿を消しつつあります。
SNSやファンのコミュニティでは「練馬駅前で久しぶりに笹カラーを見かけて胸が熱くなった」「教習車プレートを掲げた笹カラーの古参車が走っていくのを目撃した」といった書き込みが相次いでいます。現場関係者の証言によると、一般路線で日常的に乗車できる笹カラーはすでに数えるほどしか残っておらず、教習専用車や突発的なダイヤ乱れに対応する予備車として車庫の奥に控えているのが実情です。