手首をひねる動作で激痛が走る場合、まず疑うべきはTFCC損傷です。TFCC(三角線維軟骨複合体)は、手首の小指側にある骨(橈骨と尺骨)の間をつなぎ、衝撃を吸収するクッションの役割を果たしています。以下のような動作でズキッと痛む場合、TFCCに亀裂や炎症が生じている可能性が高いと言えます。
・ドアノブを回す、鍵を開閉する動作
・濡れた雑巾やタオルを固く絞る動作
・フライパンや重い鍋を片手で持ち上げる動き
・テニスやゴルフ、バドミントンなどのスイング動作
一方、手首を手の甲側に反らせたり、小指側に倒したりした際に腱に沿って痛む場合は、手首の小指側にある腱鞘炎の一種である尺側手根伸筋腱炎が疑われます。パソコン作業での長時間のキーボード入力や、マウス操作で手首を固定したまま指先を酷使するデスクワーカーに多発する傾向があります。