一歩足を踏み入れると、そこは外光が一切届かない暗黒の世界だ。ヘルメットを装着し、湿った空気の中を進むと、センサーが反応して突如ライトアップされる恐竜たちが姿を現す。ティラノサウルスやトリケラトプスが、どこか懐かしい機械音を響かせながら動く様子は、最新のテーマパークのような洗練さとは無縁だ。だが、この「手作り感」と「不気味さ」の絶妙なバランスこそが、デジタルネイティブ世代にとって新鮮な衝撃となっている。
薄暗い通路を進むスリルは、お化け屋敷のそれとは異なる。歴史を感じさせる岩肌と、昭和の時代から時が止まったかのような展示物。このアナログな演出が、かえってリアルな冒険心をくすぐるのだ。