新宿駅西口から徒歩数分、雑居ビルの地下に店を構える「IVO ホームパスタ(旧ホームパスタ)」。ランチタイムやディナーのピーク時には階段の上まで20〜30人以上の行列ができることも珍しくありません。客層は近隣のビジネスパーソンから遠方から訪れるパスタマニアまで幅広く、店内にいる客の7〜8割が迷わず「絶望」を注文します。
提供された瞬間に目を奪われるのは、すり鉢状の深皿の縁ぎりぎりまで波打つ熱々のスープです。フォークを沈めると、アルデンテに茹で上げられたスパゲッティとともに、たっぷりの椎茸やしめじ、そしてスープ全体を黒っぽく染め上げる細密なオリーブペーストが絡みつきます。
SNSやグルメレビューサイトに寄せられた膨大な口コミを分析すると、以下のような生の声が浮き彫りになります。
「ひと口すするとニンニクの強烈なパンチとトマトの酸味、そして生クリームのコクが一気に押し寄せる。食べ進める手が止まらない」「翌日まで確実にニンニクの余韻が残るが、それでも数日経つと無性に身体が欲してしまう」「白シャツで行ったことを激しく後悔した。飛び散るスープに絶望するが、味の美味さには感動しかない」
辛さのレベルは唐辛子のピリッとした刺激が心地よい中辛程度ですが、スープが最後まで超高温を保ち続けるため、体感的なホットさは見た目以上です。汗をかきながらスープを一滴残らず飲み干すファンが後を絶たない理由が、この重層的な旨味にあります。