結論から言えば、注水すすぎの多用は確実に水道代を押し上げる。問題はその「額」が家計にどれほどの影響を与えるかだ。
一般的な容量10kgクラスの縦型全自動洗濯機の場合、通常の「ためすすぎ2回」で使用する水量は約80〜100リットル程度である。これに対し、すすぎの1回を「注水すすぎ」に変更すると、1回あたり約15〜30リットルの追加給水が発生する。
2026年現在の都市部における水道・下水道料金の平均単価(1リットルあたり約0.3〜0.4円)で計算してみよう。1日1回の洗濯で注水すすぎを常用した場合、1ヶ月で約150円〜360円、年間に換算すると約1,800円〜4,500円のコスト増となる。1日2回以上洗濯機を回す多人数世帯であれば、年間差額は7,000円を超えてくる計算だ。
一見するとわずかな金額に思えるかもしれない。しかし、各種公共料金が改定された2026年の家計環境においては、無意識に捨てられている水と費用として無視できない数値だ。