表舞台でスポットライトを浴びていたスターが、一夜にして容疑者へと転落する逮捕劇。その裏には、綿密な内偵捜査を進める取締機関の暗躍がある。違法薬物の所持や使用に関する証拠が固まった段階で、厚生労働省麻薬取締部(通称マトリ)や警視庁の捜査員が電撃的な家宅捜索に踏み切るのだ。
麻薬取締法違反の容疑で身柄を拘束された芸能人を待ち受けるのは、極めて厳しい現実である。かつて第一線で活躍したスターであっても、逮捕を境に社会的信用は失墜する。CM契約は即座に解除され、予定されていたドラマや映画は降板を余儀なくされる。かつての華やかな生活から一転、取り調べと公判、そして社会の冷ややかな視線に晒される日々が始まる。
しかし、服役や執行猶予の期間を経て、新たな道を模索する者も少なくない。自らの過ちと向き合い、薬物依存症の治療を受けながら地道な活動を続ける姿は、かつてのファンや業界関係者にどう映るのか。現在の活動状況や復帰への足跡は、芸能界の倫理観の変化を示すバロメーターとも言える。