郊外型モールに関して頻繁に語られる言説に「ネット通販の台頭によって実店舗は衰退の一途をたどる」というものがあります。しかし、イオンモール千葉ニュータウンの動向を観察すると、この見立てが必ずしも当てはまらないことが分かります。
誤解されがちなポイントの一つが、イベントスペースの活用度合いです。週末ごとに開催されるキャラクターショー、地元の吹奏楽団やスクールの演奏会、ワークショップなどのイベント情報は、地域コミュニティの結節点として高い集客力を誇ります。ネット通販では代替できない「体験・交流の場」としての価値を提供している点が、モール全体の安定した稼働を支えています。
また、店舗型ビジネスとデジタルサービスの融合も加速しています。イオンネットスーパーの店舗受取カウンター(ドライブピックアップ等)の整備により、ネットで注文した商品を車に乗ったまま受け取る新しい購買スタイルが浸透しつつあります。単なる「店舗での販売」を超えたオムニチャネル拠点としての機能強化が進んでいます。