2026年の旅行トレンドである「オーバーツーリズム回避」と「ウェルビーイング(心身の調和)」を満たす、目的別の注目エリアをピックアップします。
1. 静寂と冷涼を極める大人の穴場:志賀高原&白馬・小谷の秘境渓谷
混雑を避け、手つかずの自然の中で静かに過ごしたい読者には、上信越高原国立公園の中心に位置する志賀高原を推薦します。標高1,500mから2,000m超に広がるエリア内には大沼池や蓮池、琵琶池といった70余りの湖沼群が点在。木道が整備されたトレッキングコースは真夏でも日中の平均気温が20℃前後と極めて冷涼です。
また、北アルプスの麓に位置する小谷村(おたりむら)や白馬の静かな渓谷沿いは、観光バスの団体客が少なく、雪解け水の清流に足を浸しながら読書や森林浴を楽しめる隠れ名所として知られています。
2. 雄大なパノラマと風を浴びる:霧ヶ峰・車山高原
視界いっぱいに広がる青空と緑の草原、そして爽快な風を求めるなら、ビーナスラインの中核をなす霧ヶ峰・車山高原が随一の選択肢です。車山山頂(標高1,925m)へはリフトを乗り継いで気軽に登頂でき、富士山や八ヶ岳、南・中央・北アルプスを一望するパノラマが広がります。標高の高さと遮るもののない地形ゆえに常に心地よい強風が吹き抜けており、真夏の都市部のような不快な湿気は一切ありません。
3. ファミリー・子連れで快適に過ごす:蓼科高原&安曇野
小さな子ども連れのファミリー層には、移動やアクティビティのバランスが取れた蓼科高原が適しています。白樺湖周辺には遊園地やファミリー向けリゾートが整い、少し足を伸ばせば東山魁夷の名画のモチーフとして知られる御射鹿池(みしゃかいけ)などの名所があります。標高1,200m前後の心地よい気候のなかで、パターゴルフやボート遊びを無理なく楽しめます。
また、松本市近郊の安曇野エリアでは、大王わさび農場でのクリアボート体験や湧水散策が子連れに大人気。直射日光を避けられる安曇野ちひろ美術館などの文化施設を組み合わせることで、知的好奇心を満たす涼やかな旅が演出できます。
4. プライベートな癒やし:源泉かけ流し温泉付き一棟貸しコテージ
近年、他者との接触を減らし、家族や気心の知れた仲間だけで贅沢な時間を過ごせる「貸別荘・コテージ泊」の需要が急増しています。八ヶ岳山麓の原村や富士見高原、白馬村のエコーランド周辺では、最新のサウナやウッドデッキ、源泉かけ流しの半天風呂を備えたハイグレードなコテージが続々とリノベーションオープンしています。夕暮れ時の涼風を感じながら地元信州の無農薬野菜や信州牛でバーベキューを楽しみ、夜は満天の星空を眺める体験は、大型旅館では味わえない至福のひとときです。