本誌が独自に入手した制作陣の内部インタビュー記録からは、現場に漂う並々ならぬ執念と緊張感が如実に伝わってくる。メガホンをとるクリエイター陣は、「これまでの成功体験をすべて捨て去る覚悟で挑んでいる」と語った。
「観客がスクリーンを観ているという感覚すら忘れさせる試みだ」。そう語る制作キーマンの言葉通り、現場ではカット割りの一枚に至るまで、執拗なまでのこだわりが注がれている。従来の娯楽映画というカテゴリーを超え、人間の深層心理に訴えかける新たな映像言語の創出――それが今回のプロジェクトが目指す到達点だ。