松山氏に対する世間の評価は、永田町の全国世論と地元富山の有権者との間で興味深いコントラストを描いています。ネットニュースやSNSを中心とする全国的な論壇では、「物静かで目立たない大臣経験者」「政策発信が地味」と受け止められがちですが、現地・富山に足を運ぶと全く異なる肉声が聞こえてきます。
富山県内の商工会議所関係者や農業団体幹部は、取材に対して次のように証言します。「陳情書を持って上京した際、松山氏は決して官僚任せにせず、担当局長や次官と同席して現場の窮状を直接ぶつけてくれる。テレビ映えする言葉よりも、予算書に数字を1行刻むことの重みを知っている政治家だ」。
一方、富山県内の無党派層や20代〜30代の若年有権者からは、「国会で何を主張しているのかが分かりにくい」「自民党の長老政治の象徴に見える」といった率直な意見も存在します。政策をSNS等で分かりやすくバズらせるデジタル時代の広報戦においては課題を残しているものの、冠婚葬祭の徹底した出席や各市町村長との綿密な連携など、地方保守政治の王道を愚直に実践し続けている点が、選挙における圧倒的な強さの源泉です。