警察庁が公表した最新の組織犯罪情勢データは、関係者に強い衝撃を与えた。全国の暴力団勢力(正規の組員である構成員と、組織に協力する準構成員などの合計)は減少の一途をたどり、すでに2万人を大きく割り込む水準まで落ち込んでいる。
1963年のピーク時には約18万4000人を数えた巨大勢力が、いまや1割以下にまで縮小した計算だ。特に正規の構成員の激減ぶりが著しく、組織の幹部層からは「若手が入ってこない」「シノギ(資金獲得活動)が立たず、義理場を維持することすら困難」という悲鳴が漏れる。衰退はもはや一過性の流行ではなく、組織構造そのものの崩壊を示している。