丸山隆平という人物を語る上で欠かせないのが、高い専門性を誇るミュージシャンとしての側面と、確かな演技力です。世間的な「一発ギャグを連発する明るいお兄さん」というパブリックイメージの裏には、業界関係者やプロのミュージシャンをも唸らせる技術が存在します。
ハマ・オカモトら一流ミュージシャンも絶賛するベースの腕前
元々はギター志望だったものの、グループ事情により急遽ベースへ転向した丸山隆平。しかし彼は、独学と猛練習を重ねることで自身のアイデンティティへと昇華させました。スラップ奏法からメロディアスなルート弾き、うねりのあるグルーヴまで変幻自在に操り、OKAMOTO'Sのハマ・オカモトをはじめとする第一線のベーシストたちとも深い親交を結び、高いリスペクトを集めています。
ライブで見せる、狂気すら感じさせる集中力と色気あふれるプレイスタイルは、普段のバラエティで見せる姿との落差があまりにも激しく、多くのファンを底なしの沼へと引きずり込む決定打となっています。
『フリーター、家を買う。』から本格舞台まで|俳優としての確かな足跡
俳優としてのキャリアも極めて重厚です。代表作となったドラマ『フリーター、家を買う。』(フジテレビ系)では、主人公の同僚として明るく振る舞いながらも複雑な家庭環境を抱える青年を好演し、ザテレビジョンドラマアカデミー賞助演男優賞を受賞しました。
さらに、ドラマ『ストロベリーナイト』での殉職する若手刑事役や、主演映画『泥棒役者』でのコミカルかつ哀愁漂う芝居、そしてブロードウェイミュージカル『ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ』や三浦大輔作・演出の舞台『ハザカイキ』など、演劇界の第一線でもその演技力は絶大な評価を得ています。繊細な心の機微や人間の業を体現できる役者として、演出家からの信頼も非常に厚いのが特徴です。