物語を語る上で欠かせない守護猫は、基本構成として3匹存在します。それぞれがセーラー戦士たちと深い絆で結ばれ、戦いのサポートや精神的支柱としての役目を果たしています。
まず、物語の冒頭で月野うさぎと運命的な出会いを果たすのが、額に三日月マークを持つ黒猫の「ルナ」です。うさぎにブローチを渡し、セーラームーンとして覚醒させた張本人であり、おっちょこちょいなうさぎを厳しくも温かく指導する保護者的ポジションを務めます。
続いて登場するのが、セーラーヴィーナス(愛野美奈子)の相棒である白猫の「アルテミス」です。『コードネームはセーラーV』時代から美奈子を支え、うさぎたちと合流した後は司令官的な役割も担いました。ルナに対して密かに好意を寄せており、時に優柔不断な一面を見せながらも芯の強い性格です。
そしてシリーズ中盤から登場するのが、薄紫(グレー)の小猫「ダイアナ」です。ダイアナは30世紀の未来都市「クリスタル・トーキョー」において、ルナとアルテミスの間に生まれた実の娘であり、ちびうさの専任守護役を務めています。
ファンコミュニティで語り草となっているのが、テレビアニメ『美少女戦士セーラームーンSuperS』第133話におけるダイアナ初登場シーンです。突然現れたダイアナがアルテミスに向かって「お父様」と呼びかけたことで、ルナが「いつの間に隠し子を作っていたの!」と激怒し、アルテミスが浮気疑惑で袋叩きに遭う修羅場が描かれました。未来の娘であることが判明して誤解は解けますが、この一件を通じて「ルナとアルテミスはいずれ夫婦になる」という運命が確定的な事実として提示されました。