Q1:中学理科と高校生物で覚えるべき内容の違いは何ですか?
A1:中学理科では「体細胞分裂=成長のための分裂で染色体数不変」「減数分裂=生殖のための分裂で染色体数半減(2n→n)」という大枠の結論と役割がメインとなります。高校生物基礎や生物では、それに加えて間期(G1/S/G2)のDNA量変化グラフの読み取り、相同染色体の対合、第一分裂・第二分裂の詳細なプロセス、乗換えによる組換え価の計算まで踏み込んで問われます。
Q2:減数分裂の第一分裂と第二分裂で、それぞれ何が分離しますか?
A2:第一分裂では「相同染色体」同士が分離し、細胞の染色体数が2nからnへ半減します。第二分裂では、体細胞分裂と同様に「姉妹染色分体」が分離します。この分離対象の違いは記述・正誤判定問題で極めて頻出です。
Q3:植物と動物で、減数分裂が起こる場所にどのような違いがありますか?
A3:動物では主に精巣(精子形成)と卵巣(卵形成)で起こります。植物(被子植物)では、雄しべの葯(花粉母細胞から花粉四分子・花粉を形成)と、雌しべの胚しゅ内にある胚のう母細胞(減数分裂を経て卵細胞などを形成)で起こります。
Q4:減数分裂で生じる娘細胞4個は、すべて受精に使われますか?
A4:精子(または花粉)の場合は4個すべてが機能する配偶子になります。しかし、動物の卵形成や被子植物の胚のう形成では、細胞質が不均等に分裂するため、大きな1個の細胞だけが卵(または胚のう細胞)になり、残りの3個は極体(または退化細胞)として消滅・退化します。この非対称性も重要な頻出事項です。