バンドを支えるリズム隊の要であったドラマーの離脱は、ORANGE RANGEのその後の体制にも大きな構造変化をもたらしました。グループは新たな正式メンバーを加入させる道を選ばず、5人編成を維持したままサポートドラマー体制へと移行します。
この選択には、「沖縄の仲間で結成した6人こそがオリジナルである」というメンバーの強いこだわりと、脱退したかっちゃんへの敬意が込められていました。後任のサポートドラマーには、桜井正宏氏や有松益男氏、YOUTH-K!!!氏など、国内屈指の実力派ミュージシャンが次々と起用され、バンドサウンドをより重厚かつ技巧的な方向へと進化させていきます。
このデータ比較からも分かる通り、脱退劇は一過性の感情的対立ではなく、バンドの持続性と個人の身体的健康を両立させるための不可避な事業判断でもありました。