二大政党制が日本で定着しない真の理由|政界再編と選挙制度の深層

二大政党制が日本で定着しない真の理由|政界再編と選挙制度の深層

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政治学には、フランスの政治学者モーリス・デュヴェルジェが提唱した「デュヴェルジェの法則」(単純小選挙区制は二大政党制をもたらし、比例代表制は多党制をもたらす)という定説があります。

小選挙区制では1つの選挙区から1人しか当選しないため、有権者は死票を恐れて有力な2候補のいずれかに投票する心理が働き、自然と二大政党へ収斂していくはずでした。しかし、日本の衆院選は純粋な小選挙区制ではなく「比例代表並立制」です。

小選挙区で敗れた候補が比例区で「ゾンビ復活」できる仕組みは、小規模政党の議席確保と延命を可能にしました。結果として第3極、第4極の政党が乱立し、有権者の反与党票が分散する構造が定着したのです。

中村 さくら
著者

中村 さくら

エンタメ・カルチャー業界の深掘り取材を得意とし、現場のリアルな声をお伝えします。