英語やラテン語の枠にとどまらず、自らの美意識を映し出す言語を選ぶ動きも広がっている。フランス語の「C'est la vie(これが人生さ)」は、肩の力を抜いて現実を受け入れるしなやかさを表現する。イタリア語の「La dolce vita(甘い生活)」なら、日々のささやかな幸せを大切にする美学が匂い立つ。
一方で、あえて和の文字や漢字、あるいは独創的なタイポグラフィで表現するスタイルも注目を集めている。「光」「余白」「無常」といった静寂を思わせる一文字や、「風が吹く」のような詩的な日本語の短文は、海外の愛好家からも高い評価を受けており、個性を突き詰める人々のこだわりとして定着してきた。