朝ドラ『あさが来た』時代設定と年表総まとめ!史実との違いを徹底解剖

朝ドラ『あさが来た』時代設定と年表総まとめ!史実との違いを徹底解剖

話題沸騰中の 朝ドラ『あさが来た』時代設定と年表総まとめ!史実との違いを徹底解剖について、詳しいまとめをご紹介しています。

『あさが来た』の魅力は、魅力的な脇役たちにもあります。しかし、朝ドラという全年齢向けの公共放送枠に落とし込むにあたり、史実のドロドロとした人間関係や家制度のシビアな側面は巧みに脱色・再構成されました。主要人物のモデルと実話の違いを整理します。

ドラマの役名(俳優)実在の人物(モデル)史実における決定的な違い白岡あさ(波瑠)広岡浅子(三井家出身)ドラマより遥かに苛烈な性格。「加島屋で唯一の男」と恐れられ、炭鉱ではピストルを懐に入れて抗争を鎮圧した剛腕。白岡新次郎(玉木宏)広岡信五郎放蕩息子の風流人に見えて、実は日本初の尼崎紡績(ユニチカの前身)や大同生命の初代社長を務めた有能な経済人。また、浅子の侍女・小泥(ムメ)を側室とし、3人の女児をもうけている。今井はつ(宮崎あおい)三井春(天王寺屋に嫁ぐ)ドラマでは和歌山へ移住し力強く生き抜いたが、史実の春は嫁ぎ先の天王寺屋が明治維新で破綻後、20代半ばの若さで病没している。成澤泉(瀬戸康史)成瀬仁蔵ほぼ史実通り。浅子を動かし、伊藤博文や大隈重信ら政財界の大物を巻き込んで日本女子大学校を開校させた教育者。

特に視聴者が衝撃を受けるのは、新次郎のモデルである広岡信五郎の側室問題です。ドラマでは、あさと新次郎の一途な純愛が描かれ、侍女のふゆ(清原果耶)は別の男性と結ばれました。しかし、歴史の事実は全く異なります。

浅子は長女・亀子を出産したものの、体調を崩して以降の子宝に恵まれませんでした。豪商としての血筋を絶やすまいと考えた浅子は、自らの手で女中であった小泥(こひえ)を夫の側室に据えたのです。信五郎と小泥の間には一男三女が生まれ、浅子はその子どもたちを我が子同然に慈しみ、立派に育て上げました。当時の家制度と妾制度を前提とした合理的かつ冷徹な判断であり、現代の倫理観では到底測れない浅子の器の大きさを物語っています。

山本 拓海
著者

山本 拓海

デジタルガジェットとスマート家電の検証記事を多数執筆。失敗しないモノ選びを提案します。