なぜ枯れる?シクラメンの育て方決定版!プロが教える長持ちの極意

なぜ枯れる?シクラメンの育て方決定版!プロが教える長持ちの極意

なぜ枯れる?シクラメンの育て方決定版!プロが教える長持ちの極意について押さえておきたい 事実を分かりやすく解説いたします。

室内用シクラメン(大輪種・中輪種)を健康に維持するための基本骨格は、「適切な温度帯」「日照条件」「乾湿のメリハリ」の3点に集約される。

まず押さえるべきシクラメンの置き場所(室内)は、昼間に十分な採光が得られ、かつ暖房の影響を受けない場所である。具体的には、南向きまたは東向きの窓辺で、レースのカーテン越しに直射日光を当てられる環境が理想的だ。シクラメンの冬越し温度としては、昼間が10℃〜15℃、夜間は5℃〜10℃前後のやや肌寒い環境が生育に最も適している。夜間に窓際が氷点下近くまで冷え込む寒冷地では、部屋の中央寄りに移動させるなどの温度保護が必要となる。

給水に関しては、鉢のタイプによってアプローチが根本から異なる。通常の鉢植えにおけるシクラメンの水やり頻度は、日数で決めるのではなく「土の表面がしっかり乾き、鉢を持ち上げて軽くなったとき」が絶対基準である。水を与える際は、球根や葉に水をかけないよう、鉢の縁から細口の水差しで鉢底から流れ出るまでたっぷりと注ぎ、受け皿に溜まった水は根腐れ防止のために必ずその場で捨てることが鉄則となる。

一方、現在ギフト用鉢花の主流となっているシクラメンの底面給水鉢では、貯水トレイの水位管理が成否を分ける。常に水を満杯にしておくと土壌が過湿になり、根が呼吸困難に陥る。貯水タンクの水が完全に切れてから1〜2日ほど間を置き、タンクの半分から7分目程度まで水を補給するサイクルを守ることが、健全な根張りを保つプロの管理法である。また、月に1回は上部から土全体へ水を流し込み、土中に溜まった老廃物や過剰塩分を洗い流すフラッシング作業が株の延命に直結する。

林 結菜
著者

林 結菜

エンタメ・カルチャー業界の深掘り取材を得意とし、現場のリアルな声をお伝えします。